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南区パーソナルジム アスリハジム

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スタッフブログ

2024.09.2253歳史上最年長金メダリスト杉浦佳子の喘息症状を改善させたコンディショイニング(その①)

おはようございます。
札幌市南区にあるパーソナルジム アスリハジムです。
PARISパラで史上最年長金メダルを53歳に伸ばした杉浦佳子選手。
報道にもありましたが、PARIS遠征前に喘息症状になり練習も難しかった状況からどのようなコンディショニングをしたかを簡単にわかりやすくご紹介します。

全ての原因ではありませんが、遠征前の追込み練習による上半身の筋肉に過度の緊張と硬さ、そこからの姿勢不良も見られ、より喘息の症状が強くなったと思われます。写真のように競技用の自転車は、皆さんがよく乗るママチャリとは違い、空気抵抗を減らし自転車を効率よく漕ぐ反面、上半身が酷使される傾向があります。特に単独で走りタイムを競うタイムトライアルレースについては、風の抵抗をできる限り受けないように同じ姿勢を保持しながら走ります。そのために首、肩、背中の筋肉をよく使うことによりどうしても筋肉が硬くなりやすい傾向があります。

喘息がピークの時は、体の回復を優先させるために運動を中止し、固まった筋肉の早期回復に専念させました。手法としては、物理療法やスポーツマッサージ、筋膜リリース、ストレッチなどを入念に実施。物理療法については、筋肉の深部まで届く特殊な温熱と電療を下記の部分を中心に実施。その後、日に日に咳が改善し、PARIS出発までには症状もほとんど治り改善に至りました。その他、部屋の湿度も低かったため、加湿器を使用し50%以下にならないよう湿度対策も実施し空間環境にも配慮。コンディショニングには、日常のカラダのケアも必要ですが、遠征先や合宿など移動先の居住空間への環境対策も非常に重要となってきます。

その②に続く。

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