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視機能(ビジョン)と身体のつながりを学ぶ研修会に参加
先日、一般社団法人ビジョンアセスメント協会が主催する研修会に参加しました。
今回のテーマは「視機能(ビジョン)と身体・運動の関係性」。
スポーツやフィットネスの現場で指導に携わる立場として、とても有意義な学びの時間となりました。
ビジョンアセスメントとは
「ビジョンアセスメント」とは、目の働き方(視機能)を評価し、脳や身体の動きとのつながりを分析する手法です。
視線の動き、両眼の連携、ピント調整、奥行き感などを細かく確認することで、
「見る力」を整える=全身の動きや姿勢の安定にもつながるとされています。
単に視力を測るのではなく「どう見ているか」「見た情報をどう処理しているか」という部分に注目しているのが大きな特徴です。
研修で学んだこと
研修会では、理論と実技を交えて以下のような内容を学びました。
視機能アセスメントの基礎(両眼視、追従運動、焦点調整など)
脳と視覚情報処理の関係
視機能トレーニング(ビジョントレーニング)の方法と実践
姿勢・バランスとの関連性
スポーツや教育現場での応用事例
特に印象に残ったのは、「見る力を整えることで動きが変わる」という点です。
視線の動かし方や目の協調性が改善されると、自然と姿勢や身体操作にも変化が見られるという報告が多く、
トレーニング指導にも直結する内容でした。
今後への展開(私の視点から)
この研修を通じて得た気づきは、スタジオレッスンや運動指導の現場にも応用できると感じています。
「見る力」に意識を向けることで、指導の質がより高まる可能性があります。
レッスン中に生じる視線の使い方や目の動きを意識した指導
姿勢やバランスと視機能の関連性を踏まえたプログラム設計
生徒の見え方の癖を観察し、個別サポートに活かす
簡易的なビジョントレーニングツールの導入
視機能をテーマにしたワークショップや講座の開催
視機能という“見え方”の基盤を整えることで、
動きや感じ方、体感までが変わる――そんな新しい体験を、今後のプログラムに取り入れていきたいと考えています。
今回の研修では、視機能を通して「身体を整える新しいアプローチ」を学ぶことができました。
ヨガやパーソナルトレーニング、ボディケアなど、どの分野にも共通して活かせる内容です。
今後も学びを続け、地域の健康づくりや指導現場に還元していきます。

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